南無阿弥陀なむあみだ)” の例文
らちも無い空頼みしていそいで雨戸をあけると寒月皎々こうこうと中空にかかり、わが身ひとつはもとの身にして、南無阿弥陀なむあみだと心底からの御念仏を申し
新釈諸国噺 (新字新仮名) / 太宰治(著)
凡夫の妄執を晴らすは念仏にくは無し 南無阿弥陀なむあみだ 南無阿弥陀仏なむあみだぶつ 南無阿弥陀 南無阿弥陀仏/\
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
附近に寺があるので、時々は哀しい南無阿弥陀なむあみだぶつの音頭念仏に導かれて葬式が通る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
見向みむきもせず、また南無阿弥陀なむあみだで手内職。
海異記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
開帳の時は今なり南無阿弥陀なむあみだ
六百句 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
客は眼をつぶっても眠られず、わが身がぐるぐる大渦巻おおうずまきの底にまき込まれるような気持で、ばたんばたんと寝返りを打ち、南無阿弥陀なむあみだ、と思わずお念仏が出た時、廊下に荒き足音がして
新釈諸国噺 (新字新仮名) / 太宰治(著)
明易あけやすや花鳥諷詠ふうえい南無阿弥陀なむあみだ
七百五十句 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
南無阿弥陀なむあみだぶつ
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
明易あけやすや花鳥諷詠南無阿弥陀なむあみだ
俳句への道 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)