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半狂気
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はんきちがい
ふりがな文庫
“
半狂気
(
はんきちがい
)” の例文
其後
(
そのご
)
幾年
(
いくねん
)
か
経
(
た
)
って再び之を越えんとした時にも
矢張
(
やッぱり
)
怕
(
おそ
)
ろしかったが、其時は酒の力を
藉
(
か
)
りて、
半狂気
(
はんきちがい
)
になって、漸く此
怕
(
おそ
)
ろしい線を踏越した。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
また土耳古人のこういう
半狂気
(
はんきちがい
)
に対する笑い方といったら、一種特別不思議でね、第一
大
(
おおき
)
な鼻の鼻筋の、
笑皺
(
わらいじわ
)
というものが、何とも言えない。
五百羅漢
(
ごひゃくらかん
)
の中にも似たらしい形はない。
ピストルの使い方:――(前題――楊弓)
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
固
(
もと
)
より
半狂気
(
はんきちがい
)
の酒乱のような女が、何を云うか判ったものでは無いが、
彼女
(
かれ
)
は自分の未来の妻たるべき冬子に対して、一種の根強い嫉妬心を懐いているのは事実らしく、
加之
(
しか
)
も自分に対しても
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
半
常用漢字
小2
部首:⼗
5画
狂
常用漢字
中学
部首:⽝
7画
気
常用漢字
小1
部首:⽓
6画
“半狂”で始まる語句
半狂人
半狂乱
半狂亂
半狂