半宵はんしょう)” の例文
更に流霜りゅうそうふ事半里にしてえびすはなに到り、巌角につて遥かに湾内の風光を望み、雁影を数へつゝ半宵はんしょうに到りぬ。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
無自覚に歌と酒と遊びとに、この半宵はんしょうを過せばよかったのです。
半宵はんしょう物成高うりあげだか五百円位、きわめて景気よしともある。
朱絃舎浜子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)