勝負しょうはい)” の例文
王曰く、勝負しょうはいは常事のみ、日中を過ぎずして必ず諸君のために敵を破らんと。すなわち精鋭数千をさしまねいて敵の左翼に突入す。王の子高煦こうこう、張玉等の軍を率いてひとしく進む。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
甲戌こうじゅつおおい斉眉山せいびざんに戦う。うまよりとりに至りて、勝負しょうはいあいあたり、燕の驍将ぎょうしょう李斌りひん死す。燕また遂にあたわず。南軍再捷さいしょうしてふるい、燕は陳文ちんぶん王真おうしん韓貴かんき、李斌等を失い、諸将皆おそる。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)