割子わりご)” の例文
ちょうど割子わりご(弁当)をつかう時刻である。並木の蔭に、輿はおろされ、輿の内へも中食ちゅうじきが供された。
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
割子わりご弁当に重詰め、客振舞ぶるまい酒肴さけさかなは旅に来ている寛斎のぜんにまでついた。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
割子わりご(弁当)などまゐらせけれど
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)