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前掲
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ぜんけい
ふりがな文庫
“
前掲
(
ぜんけい
)” の例文
苦しめることになるのであるかく考えれば
前掲
(
ぜんけい
)
の少女の父親よりも利太郎を疑う方が順当のように思われるがいかに。
春琴抄
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
前掲
(
ぜんけい
)
の萩の茶屋に住んでいる老婦人というのは
鴫沢
(
しぎさわ
)
てるといい
生田
(
いくた
)
流の
勾当
(
こうとう
)
で晩年の春琴と温井検校に親しく仕えた人であるがこの勾当の話を聞くに
春琴抄
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
前掲
(
ぜんけい
)
の老芸人の話では春琴の三味線を蔭で聞いていると
音締
(
ねじめ
)
が
冴
(
さ
)
えていて男が弾いているように思えた音色も単に美しいのみではなくて変化に富み時には
沈痛
(
ちんつう
)
な深みのある音を
春琴抄
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
“前掲”の意味
《名詞》
前に掲げたり述べたりしたもの。
(出典:Wiktionary)
前
常用漢字
小2
部首:⼑
9画
掲
常用漢字
中学
部首:⼿
11画
“前”で始まる語句
前
前後
前途
前方
前垂
前刻
前様
前栽
前屈
前掛