“刷新（さっしん）” の例文
そうしてその学校騒動を鎮（しず）めに掛（かか）る。その時は色々思案もやりましょう計画も要（い）りましょう。刷新（さっしん）も色々ありましょう。そうして旨（うま）く往（い）けばあの人は成功したといわれる。
模倣と独立 (新字新仮名) ／ 夏目漱石(著)
樹そのものは弱りても、その境遇を刷新（さっしん）すれば、甦生（こうせい）するの勢（いきお）いを顕（あらわ）す。
自警録 (新字新仮名) ／ 新渡戸稲造(著)
「かまうもんか、これも校風刷新（さっしん）のためだ。」
次郎物語：02 第二部 (新字新仮名) ／ 下村湖人(著)
「ええ、たしかに見どころはありますね。あれでもう少し思慮が深いと、こんなことにもならなかったろうし、私としては、むしろ校風刷新（さっしん）のために、片腕になって仂いてもらいたいとさえ思っていたぐらいなんですがね。」
次郎物語：04 第四部 (新字新仮名) ／ 下村湖人(著)