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別館
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はなれ
ふりがな文庫
“
別館
(
はなれ
)” の例文
「物置のある
別館
(
はなれ
)
と云うと、あれなんですね?」東屋氏は岬の最尖端の
船室
(
ケビン
)
造りの建物に向って、歩きながら言葉を続けた。
死の快走船
(新字新仮名)
/
大阪圭吉
(著)
主屋と
別館
(
はなれ
)
とをつないでいるものは、屋根を持っている渡り廊下で、真珠のような月の光が、木の間を洩れて廊の欄干へ、光の斑を置いていた。
猿ヶ京片耳伝説
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
主屋と離れ、崖の中腹に、懸け作りになっている
別館
(
はなれ
)
が一棟、桜や椿や
朴
(
ほお
)
の木に囲まれ、寂然として立っていた。
猿ヶ京片耳伝説
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
やがて私達が再び
別館
(
はなれ
)
の前まで来ると、東屋氏は、物置の秤台に置かれた桁網の中からマベ貝を二ツ三ツ掴み出して来て、キャプテン深谷の
船室
(
ケビン
)
へ這入った。
死の快走船
(新字新仮名)
/
大阪圭吉
(著)
実家へ逃げ帰り、居合わせた若党の井口権之介というのを連れ、夢中で家出し、駕籠で山越えをし、この猿ヶ京の、この桔梗屋の、この
別館
(
はなれ
)
の、この部屋で一夜を明かしたが……
猿ヶ京片耳伝説
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
▼ もっと見る
「さあ。これでどうやら、この事件も解決が出来ました。これからひとつ説明を致します。どうぞ
別館
(
はなれ
)
の
船室
(
ケビン
)
へお出で下さい。あちらの方に色々材料が揃っておりますから——」
死の快走船
(新字新仮名)
/
大阪圭吉
(著)
“別館”の意味
《名詞》
本館とは別に建てられた建物。
(出典:Wiktionary)
別
常用漢字
小4
部首:⼑
7画
館
常用漢字
小3
部首:⾷
16画
“別”で始まる語句
別
別嬪
別離
別荘
別墅
別棟
別段
別懇
別々
別人