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判官
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はんぐわん
ふりがな文庫
“
判官
(
はんぐわん
)” の例文
先年
貞奴
(
さだやつこ
)
が
巴里
(
パリイ
)
へ来た時に用ひた楽譜から採つたと云ふ事だが、大阪侯(実は
判官
(
はんぐわん
)
)切腹の場で
其
(
その
)
陽気な調子を奏するのだから僕等日本人には
堪
(
たま
)
らない。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
両優
(
ふたり
)
とも若盛りで人気を争つてゐる間柄だつた上に、出し物は
仮名手本
(
かなでほん
)
忠臣蔵で、仁左が
師直
(
もろなほ
)
、鴈が
判官
(
はんぐわん
)
といふ役割なので、双方の贔屓々々は両桟敷に分れて
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
あまりにも眩ゆき
判官
(
はんぐわん
)
のまなざしをもて
思ひ出:抒情小曲集
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
“判官”の意味
《名詞》
判官(はんがん、ほうがん、じょう)
(はんがん)裁判官。
(ほうがん、はんがん、じょう)律令制における四等官中の第三位「じょう」に当てた通用字。次官(すけ)の下、主典(さかん)の上。
《固有名詞》
判官(はんがん、ほうがん)
(検非違使の判官であったことから)源義経。
(出典:Wiktionary)
判
常用漢字
小5
部首:⼑
7画
官
常用漢字
小4
部首:⼧
8画
“判官”で始まる語句
判官贔屓
判官代
判官殿
判官石
判官光長
判官為義