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出行
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である
ふりがな文庫
“
出行
(
である
)” の例文
軽々しく
出行
(
である
)
かれるのも面白くない、余り顔を見せん方が見識が
好
(
よ
)
いけれど、然し、近頃のやうに
籠
(
こも
)
つてばかり
居
(
を
)
るのは、第一衛生におまへ良くない。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
蜥蜴は墓地などに多く、動作迅速でたちまち陰顕する故、サンタル人は、睡中人の魂
出行
(
である
)
くに、蜥蜴と現ずと信ず(フレザー『
金椏篇
(
ゴルズン・バウ
)
』初版一巻一二六頁)
十二支考:03 田原藤太竜宮入りの話
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
どうぞ一番に
住所
(
ところ
)
を知せてくれ、
初中終
(
しよつちゆう
)
旅を
出行
(
である
)
いてゐる体だから、
直
(
ぢき
)
に
御機嫌伺
(
ごきげんうかが
)
ひに出ると、その事をあんなに
懇々
(
くれぐれ
)
も頼んでゐましたから、後で聞いたら
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
実
(
げ
)
に彼は
某
(
なにがし
)
の妻のやうに
出行
(
である
)
かず、くれがしの
夫人
(
マダム
)
のやうに
気儘
(
きまま
)
ならず、又は
誰々
(
たれだれ
)
の如く
華美
(
はで
)
を好まず、
強請事
(
ねだりごと
)
せず、しかもそれ等の人々より才も
容
(
かたち
)
も
立勝
(
たちまさ
)
りて在りながら
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
出
常用漢字
小1
部首:⼐
5画
行
常用漢字
小2
部首:⾏
6画
“出行”で始まる語句
出行跡