“処方箋”の読み方と例文
読み方割合
しょほうせん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
羽毛をとりだして病人の足の裏をでてみたり、ものなれた慎重な身振りだったが、かばんから紙片をとり出すと、すらすらと処方箋しょほうせんを書いた。
美しき死の岸に (新字新仮名) / 原民喜(著)
調合の方は朝鮮の姉が肺をわずらって最寄りの医者に書いてもらっていた処方箋しょほうせんを、そっくりそのまま真似てつくったときくからは、一応うなずけもしたが
勧善懲悪 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
そして携えて来たかばんから処方箋しょほうせんを取出して処方をしたためるとそのままだまって座を立った。
寐顔 (新字新仮名) / 永井荷風(著)