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冷寂
ふりがな文庫
“冷寂”の読み方と例文
読み方
割合
れいじゃく
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
れいじゃく
(逆引き)
いつか、お綱のいる所は、
冷寂
(
れいじゃく
)
とした
仏地
(
ぶっち
)
である。吉原
尻
(
じり
)
から
千束
(
せんぞく
)
をぬけてきたとすれば、そこは多分、浅草の観音堂。
鳴門秘帖:02 江戸の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
人を
殺害
(
せつがい
)
しにゆく人間にも、山は
冷寂
(
れいじゃく
)
な反省と幽美な感激を与えている。けれど人間はなかなかそれに
浸
(
ひた
)
りきらず、邪念なかなかそれには消えない。
鳴門秘帖:05 剣山の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
女がいるという言葉が、忽ち、ふだんは
冷寂
(
れいじゃく
)
な——今は
殺伐
(
さつばつ
)
な——この寺内に異様な衝動を起したらしい。番僧たちが、いり代り立ち代り、その
炉
(
ろ
)
のある部屋を覗きに来るのだった。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
冷寂(れいじゃく)の例文をもっと
(4作品)
見る
冷
常用漢字
小4
部首:⼎
7画
寂
常用漢字
中学
部首:⼧
11画
“冷”で始まる語句
冷
冷笑
冷々
冷水
冷汗
冷酒
冷淡
冷評
冷飯
冷泉