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冥府
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あのよ
ふりがな文庫
“
冥府
(
あのよ
)” の例文
と一生懸命に組付いて長二の鬢の毛を
引掴
(
ひッつか
)
みましたが、何を申すも急所の深手、諸行無常と
告渡
(
つげわた
)
る浅草寺の鐘の
音
(
ね
)
を
冥府
(
あのよ
)
へ
苞
(
つと
)
に
敢
(
あえ
)
なくも、其の儘息は絶えにけりと
名人長二
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「
冥府
(
あのよ
)
へはな、近頃各方面の人間が集まるので、その男らの言うところを盗み聞きしているだけでも賢くなるよ。そいつら、どうせ地獄へ来るような奴だから、皆賢いよ」
空中征服
(新字新仮名)
/
賀川豊彦
(著)
……沙漠の夕暮のような……
冥府
(
あのよ
)
へ行く途中のような……たよりない……気味のわるい……。
怪夢
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
“冥府”の意味
《名詞》
冥府(めいふ)
あの世。冥土。黄泉路。
地獄。
(出典:Wiktionary)
冥
常用漢字
中学
部首:⼍
10画
府
常用漢字
小4
部首:⼴
8画
“冥”で始まる語句
冥加
冥利
冥途
冥土
冥々
冥福
冥
冥想
冥護
冥罰