トップ
>
冗
>
くだ
ふりがな文庫
“
冗
(
くだ
)” の例文
君なんぞ新聞の社会面のような
冗
(
くだ
)
らない小説ばかり書いている奴には、人間の意志のかがやきなんて一つも判らないんだと彼は罵倒した。
我が愛する詩人の伝記
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
冗
(
くだ
)
らねえ話だから俺あとめたんだ。
中山七里 二幕五場
(新字新仮名)
/
長谷川伸
(著)
私なら遺言なんて
冗
(
くだ
)
らない物は書かずに、ムスコとムスメが、お互に掻っさらうために詰めよるのを、いまから愉しげに見て置きたかった。
〈我が愛する詩人の伝記〉(補遺)
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
或時君の妹に何か購いたいがというと、お前におれの妹が買物をして貰うというばかなことがあるか、買物ならおれがしてやる
冗
(
くだ
)
らない事をいうなと言って私は叱られた。
わが愛する詩人の伝記(三):――萩原朔太郎――
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
或時君の妹に何か
購
(
か
)
いたいがというと、お前におれの妹が買物をして貰うというばかなことがあるか、買物ならおれがしてやる、
冗
(
くだ
)
らない事をいうなと言って私は叱られた。
我が愛する詩人の伝記
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
▼ もっと見る
それは結局何と永い間生きていたかという
冗
(
くだ
)
らないことに過ぎなかった。どの人も今日までついて来た人はいない、どの人にも特にこれという今夜の私をゆすぶっている者はなかった。
われはうたえども やぶれかぶれ
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
小説家という者はつねに好い気な人間であって、時に
屡々
(
しばしば
)
これは面白いと勘違いをして
冗
(
くだ
)
らない事を長々と書く
誤
(
あやま
)
ちを何時も繰り返していて、それにとっ掴まると、まんまとやり損うのである。
蜜のあわれ
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
冗
常用漢字
中学
部首:⼍
4画
“冗”を含む語句
冗談
冗戯
冗費
御冗談
冗漫
冗々
冗談半分
冗弁
冗句
冗語
冗談口
冗官
煩冗
冗口
冗舌
冗話
冗談交
過冗
冗雑
御冗戯
...