“冗々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くだくだ50.0%
くど/\50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたくしが冗々くだくだと申しますより、実地についてお眼にかけた方が早道と思いますから、それをごらんくだすって、適当なご判断をお下しねがいましょう
がここではその冗々くだくだしい取り調べの様を叙述する必要はない。
撞球室の七人 (新字新仮名) / 橋本五郎(著)
ほとんど三十分餘りも要領を得ないことを冗々くど/\と並べて、低能なんぢやないかしら、何を云ひ出すつもりなんだらうといゝ加減私たちをいら/\させたところで、結局
不良児 (旧字旧仮名) / 葛西善蔵(著)
雜誌社に金を借りに𢌞つたこと、下宿でも、自分が二ヶ月も彼女ひとり打ちやらかして置いて歸らないので非常に不機嫌なこと、そんなことを冗々くど/\と並べ立てた。聽いて見ると尤もな話だつた。
血を吐く (旧字旧仮名) / 葛西善蔵(著)