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冒頭
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まえおき
ふりがな文庫
“
冒頭
(
まえおき
)” の例文
「公は、漢中の援けを待って、籠城しておられるのだろうが、百年お待ちになっても、張魯の援軍などは参りませんぞ」と、
冒頭
(
まえおき
)
して
三国志:09 図南の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「はッ恐れながら。」と
冒頭
(
まえおき
)
して、さて御機嫌を伺えば、枯れたる声を絞らせたまい、「
退
(
さが
)
りや、退りや。」と取っても附けず。
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「いやそこをこれから話そうというのだ。
先刻
(
さっき
)
も云った通り『景清』の
趣
(
おもむき
)
の出てくるところはこれからさ。今言ってるところはほんの
冒頭
(
まえおき
)
だて」
行人
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
そう
冒頭
(
まえおき
)
をして葉子は倉地と押し並んでそろそろ歩きながら、
女将
(
おかみ
)
の仕打ちから、女中のふしだらまで
尾鰭
(
おひれ
)
をつけて
讒訴
(
いいつ
)
けて、早く
双鶴館
(
そうかくかん
)
に移って行きたいとせがみにせがんだ。
或る女:2(後編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
「では申し上げます。あなたも○○さんの代理にわざわざ尋ねて来て下さるくらいでいらっしゃるから、定めし関係の深い御方には違いございませんでしょう」という
冒頭
(
まえおき
)
をおいて
行人
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
と、
冒頭
(
まえおき
)
して——
新書太閤記:03 第三分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“冒頭”の意味
《名詞》
冒 頭(ぼうとう)
その文や話の始まりの出出し。
物事の始め。のっけ。単独で副詞的、他の語句と合わせて副詞句的にも用いられる。
(出典:Wiktionary)
冒
常用漢字
中学
部首:⼌
9画
頭
常用漢字
小2
部首:⾴
16画
“冒”で始まる語句
冒
冒涜
冒険
冒涜的
冒險
冒険者
冒頓
冒險者
冒険譚
冒進