円筒えんとう)” の例文
ぬきえもんに着たえりかまちになっている部分に愛蘭アイルランドあさのレースの下重ねが清楚せいそのぞかれ、それからテラコッタ型の完全な円筒えんとう形のくびのぼんの窪へ移る間に
金魚撩乱 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
一本一本の円筒えんとうの中に、それらのものがていねいにはいっていた。もちろんそれを開く方法も記されてあった。
三十年後の世界 (新字新仮名) / 海野十三(著)
保吉は人のこみ合ったプラットフォオムを歩きながら、光沢こうたくの美しいシルク・ハットをありありと目の前に髣髴ほうふつした。シルク・ハットは円筒えんとうの胴に土蔵の窓明りをほのめかせている。
十円札 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
私は躍る心を抑えて望遠鏡の対眼レンズに眼をしつけた。眼前に浮び出づる直径五十センチばかりの白円の中にうつりいだされたるは鳶色とびいろ円筒えんとうであった。
空中墳墓 (新字新仮名) / 海野十三(著)
光る円筒えんとう
三十年後の世界 (新字新仮名) / 海野十三(著)