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円筒
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えんとう
ふりがな文庫
“
円筒
(
えんとう
)” の例文
ぬきえもんに着た
襟
(
えり
)
の
框
(
かまち
)
になっている部分に
愛蘭
(
アイルランド
)
麻
(
あさ
)
のレースの下重ねが
清楚
(
せいそ
)
に
覗
(
のぞ
)
かれ、それからテラコッタ型の完全な
円筒
(
えんとう
)
形の
頸
(
くび
)
のぼんの窪へ移る間に
金魚撩乱
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
一本一本の
円筒
(
えんとう
)
の中に、それらのものがていねいにはいっていた。もちろんそれを開く方法も記されてあった。
三十年後の世界
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
保吉は人のこみ合ったプラットフォオムを歩きながら、
光沢
(
こうたく
)
の美しいシルク・ハットをありありと目の前に
髣髴
(
ほうふつ
)
した。シルク・ハットは
円筒
(
えんとう
)
の胴に土蔵の窓明りを
仄
(
ほの
)
めかせている。
十円札
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
私は躍る心を抑えて望遠鏡の対眼レンズに眼を
押
(
お
)
しつけた。眼前に浮び出づる直径五十センチばかりの白円の中にうつりいだされたるは
鳶色
(
とびいろ
)
の
円筒
(
えんとう
)
であった。
空中墳墓
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
光る
円筒
(
えんとう
)
三十年後の世界
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“円筒”の意味
《名詞》
円筒(えんとう)
筒のうち、断面が円のかたちのもの。
(出典:Wiktionary)
円
常用漢字
小1
部首:⼌
4画
筒
常用漢字
中学
部首:⽵
12画
“円筒”で始まる語句
円筒形
円筒状