“内垣”の読み方と例文
読み方割合
うちがき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
先年七月の十七日、長州の大兵が京都を包囲した時、あの時の流れだまはしばしば飛んで宮中の内垣うちがきにまで達したという。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
流れだまはしばしば飛んで宮中の内垣うちがきに及んだという。板輿いたこしをお庭にかつぎ入れてみかどの御動座をはかりまいらせるものがあったけれども、一橋慶喜はそれをおさえて動かなかったという。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)