其碩きせき)” の例文
正徳元年板其碩きせきの『傾城禁短気けいせいきんたんき』に「この津の橋々に隠れなき名題の呂州(風呂屋女を指す)猿女上人」、一向宗の顕如けんにょに猿をいいかけたり。
何しろ学問は打棄うつちやつて西鶴が么麼どうしたの其碩きせきが么麼したの紅葉はえらいのさゞなみは感心だのと頻りに肩を入れられるさうナ。
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
介が動物を挟みくるしめた記事は例の『戦国策』の鷸蚌いつぼうの故事もっとも顕われ、其碩きせきの『国姓爺こくせんや明朝太平記』二の一章に
この話で思い出したは享保二十年板其碩きせきの『渡世身持談義』五、有徳上人の語に