其意そのい)” の例文
搖起ゆりおこし此事を内々ない/\はなしければ友次郎もよろこびて何分共に願ひ候といはれて亭主も夫婦の者の其心根こゝろねさつ本意ほんいならぬ事にはあれつひ其意そのいにまかせけり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
されど、静子は中途その青年を嫌い始め、彼が如何なる手段を講ずるも其意そのいに応ぜず、遂には、父の破産を好機として彼の前より姿を隠せるよしなり。それにてよし。
陰獣 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
憑司方へしひて參り度旨申により其意そのいに任せ其せつ百五十兩の半分を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)