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兵仗
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へいじょう
ふりがな文庫
“
兵仗
(
へいじょう
)” の例文
葬儀は、
衣笠山
(
きぬがさやま
)
の等持院でいとなまれた。勅使の
差遣
(
さけん
)
、五山の僧列、
兵仗
(
へいじょう
)
の
堵列
(
とれつ
)
、すべて、儀式の
供華
(
くげ
)
や香煙のさかんだったことはいうまでもない。
私本太平記:13 黒白帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
しかし高平太は
憎
(
にく
)
むばかりか、内心おれを恐れている。おれは
前
(
さき
)
の
法勝寺
(
ほっしょうじ
)
の
執行
(
しゅぎょう
)
じゃ。
兵仗
(
へいじょう
)
の道は知る筈がない。が、天下は思いのほか、おれの議論に応ずるかも知れぬ。
俊寛
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
然し蒲生家の者は、其歌は賢秀の上を云ったのでは無く、賢秀の
小舅
(
こじゅうと
)
の後藤末子に宗禅院という山法師があって、山法師の事だから
兵仗
(
へいじょう
)
にもたずさわった、其人の事だ、というのである。
蒲生氏郷
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
関白は、
氏
(
うじ
)
の
長者
(
ちょうじゃ
)
といわれ、参内には、
内覧
(
ないらん
)
、
兵仗
(
へいじょう
)
、
牛車
(
ぎっしゃ
)
をゆるされる人臣至上の職であるが、尾張中村の一百姓の子には、もともと、はっきりした
氏
(
うじ
)
も家系もない。
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“兵仗”の意味
《名詞》
武器。兵器。
武器を携帯した随身。
武器で危害を受けること。戦争被害。
(出典:Wiktionary)
兵
常用漢字
小4
部首:⼋
7画
仗
漢検1級
部首:⼈
5画
“兵仗”で始まる語句
兵仗流行