公庁おほやけ)” の例文
父母、太郎夫婦も、今は一七三浅ましと嘆きまどふばかりなり。一七四公庁おほやけより召し給ふ、くあゆめとて、一七五中にとりこめて舘に追ひもてゆく。
公庁おほやけに召され給ふと聞きしより、かねてあはれをかけつる隣のおきなをかたらひ、とみ二三四野らなる宿のさまをこしらへし。我をとらんずときに鳴神なるかみひびかせしは、まろやが二三五計較たばかりつるなり。