入窪いりくぼ)” の例文
弁天島に尾をいて、二里三里に余る大竜が一条ひとすじ、白浪のうろこ、青いいわはだよこたえたように見える、鷲頭山をかむりにして、多比の、就中なかんずく入窪いりくぼんだあたりは、腕を張って竜が
半島一奇抄 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)