児言じげん)” の例文
ご辺もまた、玄徳の偽善にまどわされ、そのあやまれる覇道はどうにならって、自己の大才をゆがめ、みずからいにしえ管仲かんちゅう楽毅がっきに比せんなどとするは、沙汰のかぎり、烏滸おこなる児言じげん、世の笑い草たるに過ぎぬ。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)