元久げんきゅう)” の例文
所がらもはる/″\と川にのぞめる眺望いとおもしろくなむ。元久げんきゅうの頃詩に歌をあはせられしにもとりわきてこそは
蘆刈 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
それは元久げんきゅう元年のことであったが、その十二月になって御台は鎌倉に下着げちゃくした。
頼朝の最後 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
年は暮れて、元久げんきゅう元年になる。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)