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傳染
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うつ
ふりがな文庫
“
傳染
(
うつ
)” の例文
新字:
伝染
『え。』と氣がさした樣に聲を落して、『だけど私が言つたなんか言つちや厭よ。よ、昌作さん貴方も
傳染
(
うつ
)
らない樣に用心なさいよ。』
鳥影
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
「レコが入つてたんやろ。……あの人も雪隱で拍手を叩くなんて、少し
傳染
(
うつ
)
つて來たかなア、おきちが。」と千代松は
微笑
(
ほゝゑ
)
んだ。
天満宮
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
井田は舌鼓を打ちながら「
傳染
(
うつ
)
り相な聲だな」と不知に獨語して頭からまくしかゝる或者をつき破るかの樣な勢で、さつと風呂から立上つた。
半日
(旧字旧仮名)
/
有島武郎
(著)
彼女は私の身熱のあまり高かつたため
何時
(
いつ
)
しか病を
傳染
(
うつ
)
されて、私の身代りに死んだのである。私の彼女に於ける記憶は別にこれといふものもない。
思ひ出:抒情小曲集
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
おれの咳が
傳染
(
うつ
)
つたのかな。彼は何氣なささうに自分の足もとに揃へてある一組の婦人靴を目に入れる。
恢復期
(旧字旧仮名)
/
堀辰雄
(著)
傳
部首:⼈
13画
染
常用漢字
小6
部首:⽊
9画
“傳”で始まる語句
傳
傳言
傳手
傳説
傳播
傳記
傳授
傳來
傳聞
傳次