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『恢復期』
ふりがな文庫
『
恢復期
(
かいふくき
)
』
彼はすやすやと眠つてゐるやうに見えた。——それは夜ふけの寢臺車のなかであつた。…… 突然、さういふ彼が片目だけを無氣味に開けた。 さうして自分の枕もとの懷中時計を取らうとして、しきりにその手を動かしてゐる。しかしその手は鐵のやうに重いのだ、 …
著者
堀辰雄
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「改造 第十三巻第十二号」1931(昭和6)年12月
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約33分(500文字/分)
朗読目安時間
約55分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
退
(
すさ
)
襯衣
(
シヤツ
)
蝶番
(
てふつがひ
)
傳染
(
うつ
)
焚
(
た
)
瓩
(
キロ
)
痺
(
しび
)
縮緬
(
ちりめん
)
龍膽
(
りんだう
)
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