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びぜんのかみ
ふりがな文庫
“
備前守
(
びぜんのかみ
)” の例文
今まで幾十百人の
髻
(
もとゞり
)
を切られた方々も、さすがは青江
備前守
(
びぜんのかみ
)
樣と言はれるだらうと、——今ではそれより外に汚名を救ふ
術
(
すべ
)
はないのだ
銭形平次捕物控:174 髷切り
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「関東にはお聞き及びもござるまいが、薩州伊王ヶ滝の自源坊より瀬戸口
備前守
(
びぜんのかみ
)
が精妙を伝えし誉れの
太刀筋
(
たちすじ
)
」
大菩薩峠:03 壬生と島原の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
ひとりは池田
備前守
(
びぜんのかみ
)
侯の家臣でこの二月から帰藩中、残りのひとりはこれも土井
大炊守
(
おおいのかみ
)
のご家臣で、同様この四月から帰国中ということでしたから、むろん
右門捕物帖:07 村正騒動
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
馬の
平首
(
ひらくび
)
をたたいてなげきながら、毎日
備前守
(
びぜんのかみ
)
受け持ちの工事場へ出て、
人夫
(
にんぷ
)
のさしずをしていた。
三両清兵衛と名馬朝月
(新字新仮名)
/
安藤盛
(著)
ことによると、奉行所へ出頭方を命ぜられるかも知れないが、それには一応、小普請支配がしら青山
備前守
(
びぜんのかみ
)
様のほうへ話をつけて、手続きをふまねばならぬから、まず今夜は大丈夫。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
▼ もっと見る
これが忠盛の尽力で完成したときは、大へんな喜びようだったといわれる。そのとき
備前守
(
びぜんのかみ
)
だった忠盛は、
但馬国
(
たじまのくに
)
の国司に任ぜられ、その上、あんなに待ち望んでいた昇殿を始めて許された。
現代語訳 平家物語:01 第一巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
今まで幾十百人の
髻
(
もとどり
)
を切られた方々も、さすがは青江
備前守
(
びぜんのかみ
)
様と言われるだろうと、——今ではそれより外に汚名を救う
術
(
すべ
)
はないのだ
銭形平次捕物控:174 髷切り
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
と気がついて、清兵衛は、あたふたと、
備前守
(
びぜんのかみ
)
の
寝所
(
しんじょ
)
の外の戸のところへ立って
三両清兵衛と名馬朝月
(新字新仮名)
/
安藤盛
(著)
そのわけは、主人筋の青江
備前守
(
びぜんのかみ
)
に、娘を人身
御供
(
ごくう
)
同様の
妾
(
めかけ
)
に取上げられ、二年経たないうちに、気に入らない事があると言って、なぶり殺しにされてしまったからだ。
銭形平次捕物控:174 髷切り
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
こう、
備前守
(
びぜんのかみ
)
はいった。
三両清兵衛と名馬朝月
(新字新仮名)
/
安藤盛
(著)
そのわけは、主人筋の青江
備前守
(
びぜんのかみ
)
に、娘を人身
御供
(
ごくう
)
同樣の
妾
(
めかけ
)
に取上げられ、三年經たないうちに、氣に入らない事があると言つて、なぶり殺しにされてしまつたからだ。
銭形平次捕物控:174 髷切り
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「その主人、青江
備前守
(
びぜんのかみ
)
殿には、困つたことに、御
髻
(
もとゞり
)
を失はれたのだよ」
銭形平次捕物控:174 髷切り
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「その主人、青江
備前守
(
びぜんのかみ
)
殿には、困ったことに、御
髻
(
もとどり
)
を失われたのだよ」
銭形平次捕物控:174 髷切り
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
備
常用漢字
小5
部首:⼈
12画
前
常用漢字
小2
部首:⼑
9画
守
常用漢字
小3
部首:⼧
6画
“備前守”で始まる語句
備前守政清