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倹
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つま
ふりがな文庫
“
倹
(
つま
)” の例文
旧字:
儉
また、伊勢人は一体に物に
倹
(
つま
)
しく、貨殖の道が
上手
(
じょうず
)
なところから、
嫉
(
ねた
)
み半分にこんな悪名をかぶらせたのだという説もあります。
大菩薩峠:06 間の山の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
このところ来客に出す酒肴もみすぼらしいほど粗末になった、家内の食事は焼き味噌に菜漬だということも耳にする、……それほど
倹
(
つま
)
しくするおまえが
日本婦道記:尾花川
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
客が一人きたときは彼はわたしの
倹
(
つま
)
しい食事をともにしたが、話しながら即席のプッディングをかきまぜたり
森の生活――ウォールデン――:02 森の生活――ウォールデン――
(新字新仮名)
/
ヘンリー・デイビッド・ソロー
(著)
幸子達の装いに比べて少しお粗末過ぎ、今日の見合いを
如何
(
いか
)
に手軽に考えているかと云う証拠にもなるが、なかなか
倹
(
つま
)
しい生活の人であることをも語っている。
細雪:03 下巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
おもても飾らず物の使いぶりも
倹
(
つま
)
しい、商売が忙しくなっても人を雇うようすはなかった。
柳橋物語
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
倹
常用漢字
中学
部首:⼈
10画
“倹”を含む語句
倹約
節倹
倹約家
倹素
倹約人
勤倹
恭倹
節倹家
倹省
倹約心
元倹
勤倹力行
勤倹御趣意
柳浪松崎純倹
温良恭倹譲
賀徳倹