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倶舎
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くしゃ
ふりがな文庫
“
倶舎
(
くしゃ
)” の例文
旧字:
倶舍
「
唯識
(
ゆいしき
)
三年
倶舎
(
くしゃ
)
八年」などと気長のことばかりをいい立てて、さらに時弊に応じて教義を調合する
匙
(
さじ
)
加減を知らざる風情であります。
おばけの正体
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
日本戒律宗の祖鑑真は唐より薬物多く将来し、失明後も
能
(
よ
)
く
嗅
(
か
)
いで真偽を別ち、火葬の節異香山に満ちた。
元興寺
(
がんごうじ
)
の守印は学
法相
(
ほっそう
)
、
倶舎
(
くしゃ
)
を兼ねた名僧で、不在中に来た客を鼻で聞き知った。
十二支考:05 馬に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
其でも一時は、
倶舎
(
くしゃ
)
の寺として、栄えたこともあったのだった。
死者の書
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
(『
義楚六帖
(
ぎそろくじょう
)
』にいわく、「『
倶舎
(
くしゃ
)
』に曰く、『
漸死
(
ぜんし
)
には
足
(
そく
)
と
臍
(
さい
)
と
心
(
しん
)
とに、最後に意識滅す。下と人と天は不生なり。断末摩は水等なり』」と)
通俗講義 霊魂不滅論
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
倶
漢検準1級
部首:⼈
10画
舎
常用漢字
小5
部首:⼈
8画
“倶舎”で始まる語句
倶舎論
倶舎頌疏麟記