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候処
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さふらふところ
ふりがな文庫
“
候処
(
さふらふところ
)” の例文
ある女世に
比無
(
たぐひな
)
き
錦
(
にしき
)
を所持いたし
候処
(
さふらふところ
)
、夏の熱き
盛
(
さかり
)
とて、
差当
(
さしあた
)
り用無く思ひ候不覚より、人の望むままに貸与へ候後は、いかに申せども返さず、其内に秋過ぎ、
冬来
(
ふゆきた
)
り候て
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
是
(
これ
)
は一つは
唯継事
(
ただつぐこと
)
近頃
不機嫌
(
ふきげん
)
にて、とかく内を外に遊びあるき居り
候処
(
さふらふところ
)
、両三日前の新聞に善からぬ
噂出
(
うはさい
)
で候より、心配の
余
(
あまり
)
様子見に参られ候次第にて、其事に就き私へ
懇々
(
こんこん
)
の意見にて
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
候
常用漢字
小4
部首:⼈
10画
処
常用漢字
小6
部首:⼏
5画
“候”で始まる語句
候
候間
候文
候人
候事
候得共
候得
候也
候鳥
候補