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俯伏
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うつむ
ふりがな文庫
“
俯伏
(
うつむ
)” の例文
兵馬はそんなことを考えると頭が重くなって、
経机
(
きょうづくえ
)
の上に両手でその重い頭を押えて
俯伏
(
うつむ
)
いた時、ハラハラと涙がこぼれました。
大菩薩峠:15 慢心和尚の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
真実
(
ほんと
)
にこうおもうて来たわ、と言葉をしばしとどめて十兵衛が顔を見るに、
俯伏
(
うつむ
)
いたままただはい、はいと答うるのみにて
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
と晋齋がシンミリとした意見に、お若は我身に
過
(
あやま
)
りのあることですから、
何
(
なん
)
とも返答することが出来ません。只ジッと差し
俯伏
(
うつむ
)
いて思案にくれて居ります。
根岸お行の松 因果塚の由来
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“俯伏”の意味
《名詞》
頭を下げ、うつ向くこと。
笏を手に持ち、腰を折って深く礼をすること。
(出典:Wiktionary)
俯
漢検1級
部首:⼈
10画
伏
常用漢字
中学
部首:⼈
6画
“俯”で始まる語句
俯向
俯
俯瞰
俯目
俯仰
俯居
俯視
俯臥
俯仰天地
俯向形