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俛
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ふ
ふりがな文庫
“
俛
(
ふ
)” の例文
流石
(
さすが
)
の伊達政宗をして
首
(
こうべ
)
を
俛
(
ふ
)
して兎も角も豊臣秀吉の陣に参候するに至るだけの
料簡
(
りょうけん
)
を定めしめた。
蒲生氏郷
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
蠅打の下を免れた木村は、例の穴に気の附かなかつた不注意を恥ぢて、
首
(
こうべ
)
を
俛
(
ふ
)
して園内に進んだ。
田楽豆腐
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
電
(
いなずま
)
のごとき眼光を浪子の
面
(
おもて
)
に射つつ、千々岩は身を転じて、
俛
(
ふ
)
してそこらの草花を摘み集めぬ。
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
『独異志』に劉牧南山野中に
果蔬
(
かそ
)
を植えると人多く樹を
伐
(
き
)
り
囿
(
その
)
を
践
(
ふ
)
む、にわかに二虎来り近づき居り牧を見て尾を
揺
(
ゆる
)
がす、我を護るつもりかと問うと首を
俛
(
ふ
)
せてさようと言う
態
(
てい
)
だった
十二支考:01 虎に関する史話と伝説民俗
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
俛
漢検1級
部首:⼈
9画
“俛”を含む語句
俛首
前俛
俛向