かゝわ)” の例文
文「お前さん方は長い物をさして、人をおびやかすのは宜しくありません、お師匠様の御名儀にもかゝわります、以後たしなまっしゃい」
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
秋「貴君あなたはお堅いがね小野うじ、僕もいろ/\丹誠して癒らんければ名にもかゝわるから、おいやでもお娘子をおつかわしになれば、目薬料が出て御全快になって、しこうしてのちのことでございます」
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
此の者どもを切るのは人参にんじんや大根を切るよりやすいではござらぬか、夜中やちゅう帯刀して此の市中を歩いて、無闇に刀を抜いて人を切るなどと云う事を仰しゃれば、先生のお名前にもかゝわりましょうから
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)