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併行
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へいこう
ふりがな文庫
“
併行
(
へいこう
)” の例文
濠はそれに
併行
(
へいこう
)
して、幅は二間をこえ、通例のもの以上築土も高い。いわゆる町の城廓のそれとなき様式をこの本山日蓮宗八
品
(
ぽん
)
派
(
は
)
の寺域もまた
踏襲
(
とうしゅう
)
していた。
新書太閤記:07 第七分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
怪塔ロケットと偵察機とは、いままさに
併行
(
へいこう
)
して高度すでに一万メートルにちかい高空をとんでいきます。
怪塔王
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
もしこの内職がある程度まで
併行
(
へいこう
)
していなければ、この種の叙述の価値は大分減じます。大学の教授が私立大学をやめると収入がよほど違うようなものであります。
創作家の態度
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
私は立ち尽したまま、いつまでも
交
(
まじわ
)
ることのない、
併行
(
へいこう
)
した考えで頭の中が一杯になっていた。
淫売婦
(新字新仮名)
/
葉山嘉樹
(著)
現にそういう重々しい節の日と
併行
(
へいこう
)
して、民間にも数々のセチビが認められていた。
年中行事覚書
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
▼ もっと見る
『女大学』をも大抵の処まではこれを
潰
(
つぶ
)
さずして、かえって男子をしてこの『女大学』の主義に従わしめ、以て男子の品行を
糺
(
ただ
)
して双方を
併行
(
へいこう
)
の点に維持せんとするにあるものなり。
日本男子論
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
攻城、野戦の陣頭には、英才雄才、あらゆる人材が
参与
(
さんよ
)
しているが——それと
併行
(
へいこう
)
してより以上にも重要な軍費財務の方面には、ほとんど進んで当ろうという偉才がない。
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
高きものあればこそ低きものもあり、強大あればこそ小弱もあり。故に今、婦人の地位を低しというも、男子の地位を引下げて
併行
(
へいこう
)
するに至らしむれば、男女の権力平等なりというべし。
日本男子論
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
だが、私は同時に、これと
併行
(
へいこう
)
した外の考え方もしていた。
淫売婦
(新字新仮名)
/
葉山嘉樹
(著)
“併行”の意味
《名詞》
併行(へいこう)
並んで行く(進む)こと。
同時に行うこと。
(出典:Wiktionary)
併
常用漢字
中学
部首:⼈
8画
行
常用漢字
小2
部首:⾏
6画
“併行”で始まる語句
併行線