佳境かきょう)” の例文
話が佳境かきょうに入って来ると、ヘルンは恐ろしそうに顔色を変え、『その話、こわいです、怖いです』といっておののきふるえた。
それは兎に角、北川氏は相手が案外組しやすくて、段々話が佳境かきょうに入るのを、ゾクゾク嬉しがって、胸を躍らせながら、質問を進めて行った。
孤島の鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
「イヨ/\佳境かきょうに入りますな」
ガラマサどん (新字新仮名) / 佐々木邦(著)