“余所眼”の読み方と例文
読み方割合
よそめ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ついであの印度に特有な縦のくぼみに当る部分に一本の線を入れられたのであるが、その線をひくのに、津田さんは余所眼よそめにも見える位極めて慎重であった。
南画を描く話 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
一日でも多くの時を此方で過したいと願っている様子は、余所眼よそめにもよく分っていた。
細雪:01 上巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
はずかしい話であるが、現在の我国わがくにの科学界は世界の水準を抜いているように新聞や雑誌などに時々書かれていることもあるが、それはどうも余所眼よそめの話で、本当に内部に入って
語呂の論理 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)