しめ)” の例文
俊の病は今これをつまびらかにすることが出来ぬが、此冬やまひおこつた初に、俊は自ら起つべからざるを知つて、辞世の詩歌を草し、これを渋江抽斎の妻五百いほしめした。五百は歌を詠じて慰藉した。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)