「本隊は午前三時十五分に於いて、北より西に向いて水平角七十二度、仰角八十度の方向に、敵機と認めらるる爆音を聴取せり。終り」
五郎は用心深く仰角を上げる。二度三度左右に動かし、やっと丹尾の姿をとらえる。丹尾は歩いている。立ち止って、火口をのぞく。その真下に噴火口がある。五郎は望遠鏡を下方に移す。
シカゴ、ルイズヴィル、ハウストン、イリノイ、フェニックスの砲口は、次の射撃に備えるために、じわじわと仰角をあげて行くのが見えた。
相良の乗った宇宙艇の進路は、大体火星に向けられていることが、仰角と方位と速度から判った。だが、それには猶少しの疑問がないでもなかった。
“仰角”の意味
“仰角(仰俯角)”の解説
迎角
仰俯角(ぎょうふかく)は、水平を基準とした上下方向の角度。上向きの角度を仰角(ぎょうかく)、下向きの角度を俯角(ふかく)または伏角(ふかく、ふっかく)という。天文学の地平座標系では高度(こうど)という。
0°~360°の方位角と−90°~+90°の仰俯角で、3次元空間内の1方向を特定することができる。これに距離を加えれば、極座標系となり、3次元空間内の1点を特定することができる。
(出典:Wikipedia)
仰俯角(ぎょうふかく)は、水平を基準とした上下方向の角度。上向きの角度を仰角(ぎょうかく)、下向きの角度を俯角(ふかく)または伏角(ふかく、ふっかく)という。天文学の地平座標系では高度(こうど)という。
0°~360°の方位角と−90°~+90°の仰俯角で、3次元空間内の1方向を特定することができる。これに距離を加えれば、極座標系となり、3次元空間内の1点を特定することができる。
(出典:Wikipedia)