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他行
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たぎょう
ふりがな文庫
“
他行
(
たぎょう
)” の例文
わたくしも、ちょっと
他行
(
たぎょう
)
をいたしまして、ただいま戻りましたところでございます。失礼をいたしました
巷説享保図絵
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
物語の筋は、喜平次という男が
他行
(
たぎょう
)
すると、野中で
俄
(
にわか
)
に日が暮れる。はるか前方に人家の灯影が見えたので、それをたよりに行きついて見ると若い美しい女が一人で居る。
暴風雨の夜
(新字新仮名)
/
小酒井不木
(著)
大禄
喰
(
は
)
みながらなかなか勘定高うてな、この十年来、兎角お墨付を
蔑
(
ないがし
)
ろに致し、ここを通行致す
砌
(
みぎ
)
りも、身が
他行
(
たぎょう
)
致しておる隙を狙うとか、乃至は夜ふけになぞこっそりと通りぬけて
旗本退屈男:05 第五話 三河に現れた退屈男
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
法然が用事あって、
他行
(
たぎょう
)
しているそのあとへ弘法大師から使があったという。
法然行伝
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
徒歩
(
かち
)
と馬上と、かたちは主従の
他行
(
たぎょう
)
であるが、
途々
(
みちみち
)
のはなしは、こんなふうに、何の気ごころも
措
(
お
)
けなかった。——また老公も、こういう仲に生じる心と心の
春風
(
しゅんぷう
)
を愛するもののようであった。
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
「ようこそじゃあねえぜ。」と伊予之進は
伝法
(
でんぽう
)
に砕けた調子で、「久しく
他行
(
たぎょう
)
だったじゃあねえか。」
煩悩秘文書
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
ちょうどあの日は、お友達が見えまして、朝から
他行
(
たぎょう
)
致したのでございます。
墓地の殺人
(新字新仮名)
/
小酒井不木
(著)
“他行”の意味
《名詞1》
外へ出掛けること。外出。
《名詞2》
他の銀行。
(出典:Wiktionary)
他
常用漢字
小3
部首:⼈
5画
行
常用漢字
小2
部首:⾏
6画
“他行”で始まる語句
他行中
他行先
他行持
他行衣