“今切”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いまぎれ50.0%
いまぎ25.0%
いまぎり25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どう我慢がなるものか! うっかり謡をうたいそうで危くってならないからね、今切いまぎれは越せません。
歌行灯 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
彼女が今でも一番恋しい景色は遠州御前崎の今切いまぎれの渡しのところと味方が原だという。彼女は早抹あさまだき、父親をはげまして自ら小船を漕いで塩浜へとゆく。
旧聞日本橋:08 木魚の顔 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
上杉家の家来、今切いまぎり藤五と羽鳥八郎太だった。
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)