“人胆”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じんたん66.7%
ひとぎも33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まだこの外に人胆じんたんを入れた売薬があるなどと云われているが、そうなると民俗でなくして全くの迷信となるので、省略する(春風秋雨亭主人談)。
屍体と民俗 (新字新仮名) / 中山太郎(著)
人胆じんたんがある種のやまいに奇効があるということは、漢書でも見たことがあるが、現在の自分が生きぎもを抜かれるために飼われているのだと聞かされて、馬春堂は、あっと色を失いました。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
六神丸の秘方たる人胆ひとぎもの採取なり。男女二十歳以上三十歳までの生胆金二枚也。二十歳以下十五歳まで金三枚也。十五歳より七歳まで五枚也。七歳以下金十枚といふ話也。
白くれない (新字新仮名) / 夢野久作(著)