“人瘟気”の読み方と例文
読み方割合
ひといきれ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お庄は帰りにそっちへ廻って、人込みのなかを子供を負ったり歩かせたりして彷徨ぶらついていた。土のにおいと油煙と人瘟気ひといきれとで、呼吸いきのつまりそうな通りをおりおり涼しい風が流れた。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)