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人畜生
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にんちくしょう
ふりがな文庫
“
人畜生
(
にんちくしょう
)” の例文
何故我々を忠義の士とするためには、彼等を
人畜生
(
にんちくしょう
)
としなければならないのであろう。我々と彼等との差は、存外大きなものではない。
或日の大石内蔵助
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
(おのれ、不義もの……
人畜生
(
にんちくしょう
)
。)と代官婆が
土蜘蛛
(
つちぐも
)
のようにのさばり込んで、(やい、……動くな、その
状
(
ざま
)
を一寸でも動いて
崩
(
くず
)
すと——
鉄砲
(
あれ
)
だぞよ、
弾丸
(
あれ
)
だぞよ。)
眉かくしの霊
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
お聞きの通りじゃ、鬼王丸め、市之丞殿を殺すと
嚇
(
おど
)
して、芳江姫を屈伏させ己が色慾をとげようとするのじゃ。何んと残忍
暴戻
(
ぼうれい
)
の
人畜生
(
にんちくしょう
)
ではござらぬかな。悠々としてはいられない。
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
「わしは御免じゃ。いくら道雄さんに逢い度うても、あの
人畜生
(
にんちくしょう
)
の屋敷の敷居を
跨
(
また
)
ぐのは御免じゃ。お前さんは知りなさるまいが、諸戸の傴僂夫婦は、人間の姿をした鬼、けだものやぞ」
孤島の鬼
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
「
彼奴等
(
きゃつら
)
は皆、揃いも揃った
人畜生
(
にんちくしょう
)
ばかりですな。一人として、武士の
風上
(
かざかみ
)
にも置けるような奴は居りません。」
或日の大石内蔵助
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
▼ もっと見る
「に、
人畜生
(
にんちくしょう
)
!」
娘煙術師
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
畜
常用漢字
中学
部首:⽥
10画
生
常用漢字
小1
部首:⽣
5画
“人畜”で始まる語句
人畜