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人俵
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ひとだわら
ふりがな文庫
“
人俵
(
ひとだわら
)” の例文
役人の一人は
鉄杖
(
てつじょう
)
を持ち直して、
脚下
(
あしもと
)
に転がった
人俵
(
ひとだわら
)
の一つの
胴中
(
どうなか
)
をびしゃりとやった。その人俵からは老人の
白髪
(
しらが
)
頭が出ていた。
切支丹転び
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
所司代の役人達は手にした鉄棒で、
蓑虫
(
みのむし
)
のように頭ばかり出したその
人俵
(
ひとだわら
)
の
胴中
(
どうなか
)
をびしびしと
叩
(
たた
)
いた。改宗に志のある者は不自由な体を無理に動かして転がった。
切支丹転び
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
見物人の一人は、
直
(
す
)
ぐ眼の前の
人俵
(
ひとだわら
)
のうめきの中に、かすれた男の声を聞いて、どの顔の主からそれが出ているかを確めにかかった。それは下積になった商人らしい男の口からであった。
切支丹転び
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
俵
常用漢字
小6
部首:⼈
10画
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