“井堰”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いぜき50.0%
いせき50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これも「さ寝をさ寝てば」などと云っても、不潔を感ぜぬのみならず、河の井堰いぜきの上に立った虹の写象と共に、一種不思議な快いものを感ぜしめる。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
みんな一変してしまいましたが、ただ一つ変らぬものとして、ごらん下さいませ、この井堰いぜきの水の色を……
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
駒井の胸の中にすっかりかき埋められて、それでも井堰いせきを溢るる出水のように、四方にたぎるのを如何いかんともすることができません。
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
水車へ水を取るので橋から少し下流に井堰いせきがある、そのため水がよどんで細長い池のようになっている
郊外 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)