五月サツキ)” の例文
五月サツキの邪気を祓うた薬玉クスダマは、万葉びとさへ既に、続命縷シヨクメイルとしての用途の外に、装飾といふ考へも混へてゐたのであるが、此飾り物も或は単に古渡コワタりの舶来品といふばかりでなく
髯籠の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
寒々と 五月サツキ水田ミヅタにかたよりて、あをみどろ浮き 雨到るなり
鵠が音:01 鵠が音 (新字旧仮名) / 折口春洋(著)
五月サツキをはつきり感覚する。
其中日記:06 (六) (新字旧仮名) / 種田山頭火(著)