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五月晴
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さつきば
ふりがな文庫
“
五月晴
(
さつきば
)” の例文
胡粉絵
(
ごふんえ
)
の色をした
五月晴
(
さつきば
)
れの空が横たわって、その下を吹く明るい風が、目下工事中の解放治療場の作業の音を、次から次に吹込んで参ります。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
港から吹いて来るしめっぽい東風が、二階の窓から、石炭の
煤
(
すす
)
くさいにおいを送りこむ。五月に入ってからも、雨模様の日が続き、なかなか
五月晴
(
さつきば
)
れの青空があらわれない。
花と龍
(新字新仮名)
/
火野葦平
(著)
白い雲の山にかかる時は、かえって
五月晴
(
さつきば
)
れの空の色を
鮮
(
あざ
)
やかにします。
大菩薩峠:01 甲源一刀流の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
五月晴
(
さつきば
)
れの拔けるやうな良い天氣です。
銭形平次捕物控:303 娘の守袋
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
静かに眼を
外
(
そ
)
らして、窓の外一パイに輝いている
五月晴
(
さつきば
)
れの空を飽かず飽かず眺めているようであったが、やがて何事かを思い出したらしく、その大きな眼に涙を一パイに浮き出させた。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
“五月晴”の解説
五月晴(さつきばれ、五月晴れとも表記)とは、元々は6月(陰暦の5月)の梅雨時に見られる晴れ間のこと。
(出典:Wikipedia)
五
常用漢字
小1
部首:⼆
4画
月
常用漢字
小1
部首:⽉
4画
晴
常用漢字
小2
部首:⽇
12画
“五月”で始まる語句
五月雨
五月蠅
五月
五月闇
五月蝿
五月幟
五月目
五月野
五月躑躅
五月処女