“胡粉絵”の読み方と例文
読み方割合
ごふんえ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
胡粉絵ごふんえの色をした五月晴さつきばれの空が横たわって、その下を吹く明るい風が、目下工事中の解放治療場の作業の音を、次から次に吹込んで参ります。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
妾のへやはゴンロク・アパートの五階だった。窓の外は神戸の海岸通りの横町になっていた。左手に胡粉絵ごふんえみたいな諏訪山の公園が浮き出している。
ココナットの実 (新字新仮名) / 夢野久作(著)