“乱反射”の読み方と例文
読み方割合
らんはんしゃ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのあたりなら、大気がうすくて、水蒸気もないし、ごみもないから、太陽の光線が乱反射らんはんしゃしない。それで昼間でも成層圏の中は暗い。
宇宙の迷子 (新字新仮名) / 海野十三(著)
中は月光が乱反射らんはんしゃで入って来ているところだけがうすぼんやりと明かるいが、他は洞窟どうくつのようにまっ黒で、何も見えない。骸骨も見えないのだ。
骸骨館 (新字新仮名) / 海野十三(著)
しかし、本当の夜が来たのではなく空気がすくなくなって、そのところでは太陽の光がいわゆる乱反射らんはんしゃをして拡散かくさんしないために、あたりは暗いのであった。
三十年後の世界 (新字新仮名) / 海野十三(著)